その後(3)
市民公開講座に参加して 2月3日(日)、日本消化器病学会の中国支部主催の市民公開講座があった。広島大学第一内科の茶山一彰先生の「C型肝炎ウイルスと肝臓癌について」という講演を聞いた。茶山先生多忙のため質問コーナーは短くて残念だった。 自分のウイルス量について、初めから少量と聞いていたが自分でどの程度の量なのか理解していなかった。また、あまり医師に聞きにくいというのもあった。これは、医師側の問題ではなく自分自身の態度の問題である。 |
果てしない疑念 最近話題になっている止血剤フィブリノゲンによる感染について、私も強く疑念をもっている。 C型肝炎とわかったとき輸血の経験がなかったので、結局私の感染源は「不明」とされている。 しかし、私は三女を出産した際、止血剤を使っている。しかも、それが効きすぎて(効きすぎというのは医師の言葉のまま)意識はあるのに体が動かないという状態に陥った。幸い翌日には回復したが、とても怖い体験だった。私がかかっていたのは個人病院で、どのような止血剤を使われたのかも分からない。時期的には危険とされる年(1988年まで)の翌年に出産している。だからといって完全に回収しきれていたのかどうかという疑念は残る。聞きに行けば今でも記録があるのだろうか。 今の私は、そこまで追求しようとは思わない。因果関係がはっきりしてもなんの保障があるわけでもない。おそらくあまりの多数の被害者に保障しきれるものではないだろう。 ただミドリ十字社と当時の厚生省の罪がとても大きいことははっきりしている。 (2002.10) |