C型肝炎闘病記

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この闘病記(特に前半)は、2000年末に私が初めてホームページを作ったとき、はじめの勢いで書き上げた大変自己陶酔傾向の強いページになっています。正直言って闘病といえるものではないのかもしれません。治療体験記と題した方が良かったのかもと考えています。が、当時のままでここに再掲いたします。
 なお、「その後」や「検査数値」についてはこれからも更新していきます。

はじめに・日記(1)日記(2)その後(1)その後(2)その後(3)
再投与検査数値


はじめに

 私は、ほんの少し前まで、自分の人生のレールを無我夢中で走り続けてきた。就職以来、結婚後は3人の子どもを育てながら、フルタイム働きどうしだった。それなりに充実し(しかしながら子育てにつまずいたりしながらも)とにかく全力で前へ前へと進んできた。
 そんな私の人生を大きく変える出来事があるまでは・・・(←この部分、かなりオーバー)

C型肝炎?

 健康診断の際、GOT、GPT(肝機能検査の数値)の上昇のため、再検に。
 これが、私とC型肝炎の出会いだった。C型肝炎は、症状はそれほど重くない。私の場合も、少ししんどいなあ、疲れてるのかな?くらいだった。そのため、自分でも気づかないうちに慢性へと進んでいく。そしてその先に待っているのが、肝硬変、肝ガンなのである。決して、皆がガンになるわけではないし、なるとしても長い年月をかけて・・・ということではあるが、できることならば完治させたい病気である。

ウイルスによる感染

 C型肝炎は、肝炎ウイルスの感染によって起こるものである。このウイルスは血液を介して感染するので、普通の日常生活の中ではほとんど感染することはない。だから、感染経路としては、輸血などの医療行為による場合が多い。また、針治療、昔の予防接種、往診による注射、麻薬の回し打ちなども考えられる。(げっ)
 私の場合は、輸血の経験もないし針治療もしたことはないので、おそらく子どものころの予防接種あたりが感染源ではないかと思うが本当のところは不明である。

治療法

 C型肝炎には、唯一の治療法として、インターフェロンの投与というのがある。
 ただし、その治癒率は30%。
 私がまだ若いということ(年齢は伏せておく)、肝炎ウイルスの型が治りやすい型であること(C型のなかにもいろいろある)、ウイルス量が少ないこと、女性であること(なぜか男性より女性の方が効きやすいそうだ)など、好条件がそろっていたため、肝生検(肝臓に針を突き刺して、細胞を取り出し検査する)の後、インターフェロンの治療に入った。


治療期間(当初の予定)

 1999年9月13日〜2週間 1000万単位連日投与
 1999年9月27日〜22週間 同単位週3回投与

副作用

 インターフェロンというのは、白血病の治療にも使われているが、肝炎ウイルスへの効果がある代わりに、ひどい副作用がある。
 副作用に個人差はあるが、主なものは次のようなものである。

時期 症状 合併症

1週間以内
インフルエンザ様症状
 ・発熱・頭痛・寒気
 ・全身倦怠感
 ・関節痛・筋肉痛

腎不全
心不全

2ヶ月まで
全身症状
 ・微熱・倦怠感・体重減少
消化器症状
 ・食欲不振・嘔吐
 ・下痢・胃部不快感
精神神経症状
 ・不眠・不安・めまい
 ・うつ傾向
皮膚症状
 ・発疹
うつ病
心筋症

2ヶ月以降
脱毛
咳・視力低下
甲状腺機能障害
間質性肺炎
眼底出血
*参考文献*  
金井弘一著 「C型肝炎気になる不安に答える」新星出版社
谷荘吉著「C型肝炎効いた!治った!驚いた!」主婦の友社
文献ではないが、主治医の先生の話の内容も含む。

 くれぐれも言っておくが、これらが全て起こるということではない。特に合併症は起こる危険性があるということだ。
 そして、自分の場合は・・・・
 これからは、当時の日記から紹介していきたい。